【意味】 lay・・横にする、置く lie・・・横になる
今回は、”lay”と”lie”という意味が似ているため素晴らしく混乱する単語について見ていきます。
まずはそれぞれの単語の意味を確認してみます。
読み方 | 意味 | |
lay | レイ | 横にする、置く |
lie | ライ | 横になる、横たわる |
layは、「(何かを)横にする/置く」という意味を持っています。
たとえば、次のように使うことができます。
You lay your books on the table(あなたはテーブルに本を置く)
この単語を使うときは、何を横にするのか、対象のものをlayの後に指定する必要があります。上の例だとyour booksを指定しています。
一方、lieは、「横になる」という意味を持っています。
※ややこしいことに、lieは「嘘を付く」という意味もあるので注意してください。このことは記事の最後にもう少し詳しく触れます。
たとえば、次のように使うことができます。
I lie on the bed(私はベッドに横になる)
この単語を使うときは、lieの後に対象のものを指定しません。上の例の場合、横になるのは私であって、lieの後には何も指定していません。
要はこの2つの単語は何が違うのか?
それは、他の何かを横にする/置くのか(lay)
それとも自分など主語自身が横になるのか(lie)
の違いです。
さて、この2つの単語の覚え方ですが、placeとreclineという単語を使って覚える方法がおすすめです。
place(読み方:プレイス)は、「場所、置くこと」を意味する単語です。
recline(読み方:リクライン)は、「横になる、もたれる」を意味する単語です。これはあまり馴染みがない単語かもしれませんが、リクライニングを想像すれば分かりやすいと思います。
覚え方は次の通りです。
place → lay
recline → lie
place(置くこと)はlaを含むので、layが「横にする、置く」という意味。
recline(横になる)はliを含むので、lieが「横になる」という意味。
と覚えます。
つまり、
lay?lie?
↓
placeはlaを含むから、layが置く、横にする。
reclineはliを含むから、lieが横になる。
↓
lay・・・横にする、置く
lie・・・横になる
と連想できれば単語の意味を導き出すことができます。
覚え方は以上ですが、まだこのトピックについて知っておいたほうがいいことがあるので、書いていきます。
まず、layとlieの過去形と過去分詞形、そして現在形が非常にややこしいので注意が必要です。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 | 進行形 |
lay | laid | laid | laying |
lie | lay | lain | lying |
特に、lay(横にする、置く)とlie(横になる)の過去形が同じことなどは最悪です。
たとえば、I lay in bedと言ったら、layはlieの過去形であり、layの現在形ではありません。
なぜなら、layはその後に”何を”横にするか指定する必要があるからです。この場合は自分が横になるだけなので、I lie 〜と書かれています。
もう一つ、lie(横になる)には「嘘を付く」という非常に有名な意味も持っています。スペルはまったく一緒です。
ただ、その変化形のスペルは異なります。まったく嫌になりますね。。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 | 進行形 |
lie(横になる) | lay | lain | lying |
lie(嘘を付く) | lied | lied | lying |
以上、layとlieについて書きました。
一気にこれらの意味や変化形を覚えるのは大変だと思うので、まずは現在形から慣れていって、徐々に覚えていければいいと思います。