【意味】 (要求・目的に)十分な、かろうじて満足できる、適した
adequate(読み方:アデクエット)は「十分な」「適した」などの意味を持つ形容詞です。
たとえば、
Have we got adequate food for twenty guests?(20人のゲストに十分な食べ物を用意できたの?)
のように使うことができます。
「十分」と聞くとenoughという単語を思い出す方もいると思います。
これらはとても似た意味を持っていますが、adequateはenoughより堅い表現であり、ニュアンスも少し異なるので使い分けが必要です。
enoughはただ単に「十分」を意味して日常的によく使われるのに対して、adequateは上記の例文のように、「あるタスクや要求に対して、必要な質・量などがあること」を意味しています。
とりあえずは、「enoughとは違ったちょっと堅い表現があるんだな」くらいにイメージできればいいと思います。
さて、早速この単語の覚え方を見ていきましょう。
今回は単語を分解してその語源を辿ってみました。
adequateはよく見ると「ad」と「quate」という2つのパーツに分けることができます。
「ad」という部分は英単語のadd(加える)でも使われているように、「加える」という意味を持っています。
そして「equate」という部分は英単語のequal(イコール、等しい)と同じで、「等しい」という意味を持っています。
equateとequal、スペルが全く同じわけではないですが、関連していることが分かるくらいには似ていると思います。
以上をまとめると、
なにかを加えて(ad)必要な量と等しく(equal)した結果=「十分な、適した」
という意味につながるというわけです。
わたしはadequateを見たときに「equate」という部分からまず「等しい」というイメージが沸き、その後「等しくする=適した、十分な」と連想して覚えていました。
見慣れない単語で最初は覚えにくいかもしれませんが、ニュースや記事で時々見かける単語なので、ぜひ覚えてみてください。
最後にもう一度まとめると、
adequate
↓
adequate ⇨ なにかを加えて(ad)必要な量と等しく(equal)した ⇨ 十分
↓
十分な、適した
と想像できれば意味を導き出すことができます。